前回の金版画の顛末はというと(失敗したわけではないのだが)、インクが油性顔料のため極めて黒に近い濃色以外に摺ると油沁みが出来て目立ってしまう。黒に近い濃色だと寧ろ格好良いがこれは明らかに背景や一部の金具だけを雲母刷りしたい時などには使い物にならない。つまり濃色勘亭流文字限定。
なので背景がキラリと光る(ギラギラし過ぎない)水性顔料を自分で調合するのだ。

5日前