真心はインコに勝てるのか

最近、活動でうまくいっていない話を耳にする機会が増えた。そんな気がする。

推しの一人はYouTubeの配信に直ぐに警告が来てしまい問題点もその基準も分からないため疑心暗鬼の只中にいる。他にもいいねが減ったことで自分の才能を疑う推し、どう見てもヤバい新興の閉鎖的な中央集権SNSに創作活動を全ベットする推し、アッパーなテンションで自己啓発な有料記事に次々共鳴したかと思えば2時間後にはダウナーの底な人、もう作品投稿より政治のRPアカウントな人等々。

これらの原因の一端がSNSのアルゴリズムにあることを否定するのは難しいだろう。

SNSでよく語られる「AIに感情はあるのか」や『シンギュラリティはもう実際には来ている可能性がある』的な記事で頻出する話題だが、アルゴリズムが行動を左右する主戦場になった今、私は人間(webアカウント)のアイデンティティを成す要素が不確かなものに瓦解しそれぞれが弱体化し始めたと考える。


「いいね」とはなんだろう

InstagramもXもYouTubeも、作品の構成や配信の内容を直接数値化できない代わりにRP,いいね,コメント,報告などの評価項目がある。
しかし、私は推しVTuberの配信告知投稿や配信に対し、開いた瞬間にいいねを押す。
投稿に爆笑したり配信に感動したりした結果いいねを押しているわけではない。

もっと正直に言ってしまえばこれは評価をしているわけではない。 続きを読む

風雨に勝つて壁越えて

どうもです。
思いついたので描かないわけにはいかず…。

ヤモリ×唐傘お化け の妖怪です。
此奴に関しては余程の浮世絵好きでも大妖怪水木しげるのあの絵が一番に思い浮かぶという人が多いのではないでしょうか。私もそうです。

でも下駄の音がしますよね。
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『柑橘龍』

どうもです。
今回の作品では柑橘類を沢山描きました。
昨年は夏がクソ暑くて秋と呼べる季節がなく、先日は帯広で観測史上最大の積雪と、最早四季がグチャグチャなため、いつか有り得るんじゃないかというような絵です。
右上の獅子柚子という文旦の仲間の柑橘が近所に生っていて『なんだコレ!』と驚きながら思い付きました。

間に合わなかった節分から1週間…早いですねぇ。
自分は30代をコロナ禍で迎えたため、世間でよく言われていた「30歳を過ぎると1年あっという間だよ」というのを何処かとてもぼんやりと『まぁ言うて自粛してるし激動過ぎるし未曾有の大疫病とかどうしようもない』と考えていたのですが、こりゃあ確かに爆速ですわ。

人間の身体のピークが18歳だとすると今年で倍です。
SNSのアルゴリズムで鬱陶しいほど流れてくる「若いからって無理すると体壊して俺みたいになるよ」系小話も、「そうは言っても20代。朝日が昇るまで物作りしちゃうよね』系小話も猿の頃から治らぬ業が精神を弄び肉体を蝕む一種のプログラムなのでしょう。

本物の獅子柚子

ごっつ!(主に観賞用で魔除けとして飾り、食べる場合はジャムにするそう)
この獅子柚子の別名が鬼柚子というのでこやつを持って節分絵にしようとしていたのはココだけの話。
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節分 鬼レタリング

節分までに間に合えばいいなぁと描いていた絵があったのですが間に合いませんでした(´;ω;`)ブワッ

個人事業主の見立てなんてもんは見積依頼のメールが1通あれば何処まででもぶっ飛んでゆくものなのです( ー`дー´)キリッ
その絵が節分に間に合った場合に作品中で使われる予定だったこの漢字はお蔵入り…というのはもったいないのでレタリング作品として公開しました。

ところで鬼というものは桃太郎や大江山の頼光四天王との闘いなどでよく「退治すべきもの」として描かれ悪とされます。言うなれば「正すべきもの」です。 続きを読む