夜な夜な3Dチビ和龍ちゃんのテクスチャをちょっとだけ描いては寝ていました。
今回はカラコレ(仮)と題して雰囲気だけでも感じたいなと。
CINEMA 4Dでレンダリングする
気をつけていること
・ライティング自分はライトではなく、c4dの平面オブジェクトにマテリアルの発光をONにして適応したものを3方向から当てる方法をよく使います。
このとき、発光色や明るさ,平面オブジェクトの位置・角度を変えることで陰影のいい具合を探ります。
・レンダリング
動画のときはチラツキが出ないようにGIの設定をかなりシビアに値を詰めます。
この段階ではアンビエントオクルージョンの濃さだったり、歯や目の部分の白が悪目立ちしないかに注意しながらマテリアルエディタとレンダリング設定を行ったり来たりします。
フォトリアル系のCGではないので、ある程度自分の『こうしたい!』という下地が整ったところで終了にします(続きでカラコレ)。今回は平坦に見えないことと、眉間周りのシワや目の上のギザギザから落ちる影が大体自分の絵に近づくように念じながら光源の位置を調整。色は奥側が若干青強めにしています。
photoshopで妄想を具現化。
続きはPhotoshopで作業します(映像の場合はAE。やることは一緒)。まず、調整レイヤーのレベル補正で陰影の微妙なニュアンスを詰めます(今回はブラックポイントを上げつつ色自体は若干全体が明るめになるように補正)。
次が自分としては最も重要なカラーバランスです。
ここの色遣いは様々なものが試されますね。妄想力というか……そして何より楽しい。
自分の中ではチビ和蛇兜版のときから、和菓子を意識しています。日本人バイアスをかけると‘おばあちゃんのくれるおやつ’という印象が強いですが、純粋に色彩や形を見てみると外国のお菓子の仲間というか、むしろケミカルさと降霊儀式に不可欠なアレっぽさが充満しているソウルフードのようだと思いませんか。
あとは鯉幟です。
小さいときから集合住宅住まいだったりすると、全身の甲冑とデッカい鯉幟には並々ならぬコンプレックスがあるものです。
だからそんな鯉が龍になった姿の妄想をムクムク考えてしまうと必然的にこの色になりました。
因みにチビ和蛇と火の玉ちゃんのときのようにど直球で色温度3500を詰めてもなかなかコケティッシュにならないなぁいう印象でした。ギザギザのせいでチビ感弱いですしね。
そんな感じで動くまでもう一踏ん張り!(`・ω・´)/